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創業者は北田希一。埼玉県の酒造業の家に生まれ、5年間企業の営業マンとして勤めた後、1940年に27歳で新進商会を創業しました。
創業当時は戦乱の最中で不況のどん底。現在とは違い思うようにいかないことばかり。そんな時代背景の中、何を主力商品にするか。希一は下記の4点から検討していきました。
結果、主力商品として選んだのは舶来のトレーシングペーパー。
珍しい高品質の舶来品はそのものだけでも設計・製図の技術者から喜ばれましたが、希一はそれにとどまることなく、技術者の悩みに耳を傾け、良き相談相手となりながら商品の提案を行うスタイルで事業を進めていきました。
※初代ロゴマーク(1946年制定)
北田希一は社名の命名についてこのように述べています。
「私のように、これから立ち上がる者に最も大切なことは、時代に先駆けて、新しい進み方をすることである。常にそんなふうに考えていたので、創業に当たっては何の抵抗もなく新進商会と命名し、これまでの体験から一歩前進を標榜した。」
ここで使われている「一歩前進」は、現在も社是として新進商会の基本姿勢となっていますが、これは希一が若い頃から自分に言い聞かせてきた信念でした。希一曰く、「昨日の自分より、今日の自分は少しでも進歩していなければならない。それは、人間としての誇りである。」
左は初代シンボルマーク。ここでも「一歩前進」を標榜しています。